病気、症状

生理前は便秘で生理中は下痢、この関係は?繰り返すと病気?

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女性のほとんどが生理についての何かしらの悩みを抱えていると思います。
しかし生理の悩みというのは、仲の良い友達や母親でも、なかなかオープンには話せませんよね。

そんな生理の悩みでも多くの人が抱えている問題は、生理前後のお通じに関して。

今回は、生理前後の便秘や下痢の原因などについてご紹介しましょう。


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生理前は便秘で生理中は下痢

生理前になると、女性の多くはカラダのどこかしらに不調をきたします。

それは、腹痛や頭痛であったり異常な眠気だったりするのですが、これを総称して「PMS(月経前症候群)」と呼んでいます。

そしてPMSで起きる具体的な症状は、

1位 イライラする
2位 便秘や下痢
3位 頭痛

となっています。

そして生理が始まると、便秘だった人が下痢に、下痢だった人は便秘にと変化するようで、約30%の女性がこんな症状に悩まされてるんですね。
ただでさえ不安定な生理前後に、毎月こんな症状で悩まされては、余計にストレスが溜まってしまいますよね。

生理周期と便秘の関係について

実は、生理前の便秘、そして生理中の下痢にはちゃんとした原因があるんです。

生理前の便秘の原因

これは排卵後に分泌される黄体ホルモンのプロジェステロンが原因で起きています。
排卵後にプロジェステロンが分泌されると、カラダは水分や塩分を溜めこもうとします。

そして、腸の便からも水分を奪ってしまい、便は固くなって便秘になってしまうのです。

その後、生理が始まるとプロジェステロンは分泌されなくなり、代わりにプロスタグランディンという腸を収縮させ下痢を起こしやすくする物質が分泌されます。

女性ホルモンのせいで起きる便秘や下痢は、とっても自然で仕方のないことなのですね。
では、生理前後の流れを見てみましょう。

生理前1週間
黄体ホルモンのプロジェステロンの分泌が高まり、便秘になります
生理中1週間
プロスタグランディンが分泌され、腹痛を伴う下痢になります。
生理後1週間
体調を整え、気持ちを安定させる卵胞ホルモンのエストロゲンが分泌され、体調が良くなります。

そしてこの後に排卵が起こり、【生理前の1週間】の便秘の状態になるのです。


また、排卵後に分泌されるプロジェステロンは食欲増進作用があり、生理前に食欲が増す原因になっています。
なので、生理終了直後が痩せやすいというのも、プロジェステロンが分泌されなくなり、新人代謝がアップするからなんですね。

便秘と下痢を繰り返すのは病気?

前述の通り、生理前の便秘、生理中の下痢はホルモンのせいであり、逆に言えばホルモンが正常に分泌されているということになります。
なので、便秘と下痢を繰り返すのは病気ではありません。

しかし、便秘と下痢を繰り返す症状は、自立神経が大きく乱れているときにも現れるのです。

人は強いストレスを感じると交感神経ばかりが活性化し、便秘になります。
そしてその状態が続くと脳が「この状態は良くない」と判断して、急に副交感神経が優位になり、下痢を起こします。

このような自律神経の乱れで起こる便秘と下痢には、肩こりやむくみ、冷え、めまい、頭痛、体のほてりなどの不調が同時に現れることが多いです。

ストレスの原因を排除して、夜は早く寝て、朝早く起きる規則正しい生活を送っていれば改善されて行きますが、なかなか改善しないような場合には心療内科や神経科に相談してみることをおすすめします。

生理前後の不快な症状は、カラダを温めて、辛いときにはしっかりと休むことで改善することもあります。
ストレスや疲労を溜めこまないようにして、リラックスをして症状を緩和するようにしたいですね。

まとめ

生理前にさまざまな不調がでるPMSは約80%の女性が経験しているそうです。
排卵後の女性ホルモンの変化が原因とされていますが、まだはっきりと解明されてはいません。

なので、治療法もなく対処療法しかないのですが、カラダを温めることでさまざまな症状を和らげることもできるそうです。
不調を感じたときは、白湯やお茶など温かい飲み物で、カラダの中から温めて、症状を緩和していきましょう。

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