夏祭りのために浴衣を新調!なのに帰ってきたら、汗のせいで浴衣に帯の色が移ってしまっていたらショック!
まだ1回しか袖を通していないし、キレイに落としたいけど、洗濯機で簡単に落とせるの?
という時のために、浴衣の色移りの落とし方や防止対策をご紹介します。
Contents
浴衣の帯が色移りした時の落とし方
新調した浴衣に帯の色が移ってしまった!
せっかくお祭りを楽しんできたのに、これではガッカリですよね。
クリーニング店にお願いするのが一番良いのですが、ちょっとだけだしクリーニング代がもったいないかなという場合にはご家庭で洗濯をしてみてはいかがでしょうか。
それでは、浴衣の洗濯方法をご紹介しましょう。
自宅で洗える浴衣かどうかの確認方法
まずは浴衣の裏側に付いている洗濯表示を見て、家庭で洗えるか否かを確認して下さい。
洗濯可の表示があれば浴衣自体から色移りしないかどうかを確認します。
色移りしないかどうかは、白いタオルに水をつけて、浴衣の色の部分をトントンと軽く叩いてみます。
タオルに色が付く場合には色移りする可能性があるので、自宅での洗濯は諦めてクリーニング店にお願いしましょう。
浴衣を洗濯機で洗う時の洗い方
自宅で洗濯できることが確認できたら
- 中性のおしゃれ着用洗剤
- 洗濯ネット
- 歯ブラシ
- 白いタオル
を用意します。
◎まずは色移りした部分を落としましょう。
白いタオルに色移りした部分を乗せ、中性のおしゃれ着用洗剤をつけて歯ブラシで軽くたたきます。
◎浴衣を畳んで洗濯ネットに入れます。
汚れやすい裾がいちばん外側にくるように畳ます。
シワにならないようになるべく丁寧に畳んでくださいね。
◎洗濯機にいれて洗います。
手洗い機能があれば、手洗いコースで優しく洗いましょう。
できるだけ優しく洗うことが大切です。
ポイントは水温と水量と時間です。
水温が高く水量が少ないと色移りしやすくなります。
冷たい水をたっぷりと入れて洗濯をしましょう。洗濯時間は2~3分で十分です。
◎脱水は慎重に。
洗濯機での脱水はシワの原因になるほか、脱水の遠心力による色移りの心配もあります。
脱水は30秒ごとに一度停止して、浴衣の形を整えてから再度脱水を繰り返します。
ある程度脱水できたら、すばやく形を整えて陰干しをしましょう。
すぐに干さないで濡れてまま放置しておくと色移りしやすくなりますのでご注意を。
浴衣を手洗いする場合
手洗いをする場合は、桶に氷水を入れて洗うと色がでにくくなります。
洗濯機より手洗いの方が生地も傷みにくいので、時間に余裕のある時には手洗いがおすすめです。
帯は基本的には洗えませんので、使用後はタオルなどの乾いた布で拭いてから、陰干しをして湿気をとりましょう。
浴衣と一緒に洗濯をしてしまうと大変なことになるので、気を付けてくださいね!
>>浴衣の洗い方と干し方、帯はどうする?たたみ方は襟がポイント!
浴衣は汗や雨でも色落ちする!
見た目は涼やかな浴衣ですが、実際に着てみると結構暑いんですよね。
特に帯の部分は締め付けられているし通気性も悪いしで、蒸れて汗でびっしょりなんてことも。
浴衣は濡れていると色落ちしやすくなり、汗で濡れている時間が長いと帯の色が浴衣に移ってしまうこともあるんですね。
なので、汗をかきやすい脇や帯の部分は色落ちしやすいポイントです。
こまめに汗を拭いたり、うちわで風を送ったりと対策をしてくださいね。
また、雨のときも同様で、雨に濡れてなかなか乾かせない状態だと色落ちしやすくなります。
最近の化学染料を使っている浴衣はほとんど色落ちしませんが、草木染や藍染めの浴衣は色落ちしやすいです。
草木染や藍染めの場合には、汗や雨にも注意してくださいね。
>>浴衣の染み抜き方法と帯の注意。黄ばみの漂白も自分でできる?
浴衣の色落ち防止対策
新品の浴衣は色落ちしやすいものがあるんです。
なので、着る前に一度水通しをしておくと色落ちしにくくなります。
洗濯をするときと同様に家庭で洗えるかを確認して、キレイに畳んでからネットに入れます。
その後は洗剤を使わずに、水と液体タイプの洗濯のりでサッと洗います。
軽く脱水した後に素早く陰干しをして乾けば、終了。
何もしていない状態に比べると色落ちしにくくなっているはずです。
先ほどもご紹介したように、草木染や藍染めの浴衣は色落ちしやすいので、何度か水洗いをした後に仕上げに洗濯のりで仕上げると良いですよ。
シワにもなりにくくなるのでオススメです。
浴衣が色移りした時の落とし方。汗や雨で色落ちするので注意ですよ まとめ
洗濯表示と色移りチェックをしっかりと行なえば、家でも簡単に洗濯できる浴衣。
自宅で洗濯ができればクリーニング代の節約にもなりますし、気軽に着ることもできます。
まずは色落ち対策をしっかりとして、浴衣でのお出かけを満喫してきてくださいね