お盆休みって行事色が強いので、英語で一括りに言うsummer vacationとはちょっと違いますよね。
では、お盆休みのお知らせはどんな英語表現が適しているんでしょうか。
また、”お盆休み”そのものの説明をする場合と、ビジネスで使える夏休みのメール例文をあげてみました。ご参考までに。
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お盆休みのお知らせを英語で書くなら
お盆休みは日本の独自の風習なので、特にこれに当てはなる単語というのはありません。
英語でのお知らせに入れる場合は”お盆”や”盆”をそのまま英語にして
Obon(オボン)、Bon festival(ボン・フェスティバル)、Obon holiday(オボン・ホリデー)、 Obon vacation(オボン・バケーション)などと言えます。
日本の企業と多く取引のある会社ならこれで通じるでしょうし、あまり日本と馴染みのない相手ならわざわざお盆と書かず、単に夏休みとしての”summer holiday”(サマーホリデー)や”summer vacation”(サマーバケーション)としておくのが無難でしょう。
お盆休みのお知らせ英語の例文
・お盆休みのため当社は8月13日~8月16日まで休業いたします。
Our office will be closed from 13th to 16th August due to Obon holidays.
・お盆のため、8月13日~8月16日まで休みます。
We will be closed for Obon holidays from 13 to 16 August.
・お盆の休暇のため、当社の全てのオフィスと工場は完全に業務を停止いたします。
Due to Obon holidays, all of our offices and factories will be closing down.
などとなります。あるいは、
・お盆中も休み無しです
We will not take summer holidays.
・お盆の期間中も営業しています。
We will open during Obon holidays.
ということもあるでしょう。
書面できっちりとビジネス文書として出す場合は、
・当社はお盆休み(夏休み)のため8月12日から8月16日まで休業いたします。
Please be informed that our company will be totally closed from 12th to 16th of August as Obon holiday(summer holidays).
また、会社は通常業務でも個人的に休暇をとっている場合は、
・私は8月10~17日にお盆のため休暇を頂きます。
I will take holidays for the Obon-festival from 10th August to 17th August.
と、こんな感じになりますね。
会社としての文は”We”(我々は/私たちは)が主語で、個人として書く場合は”I”(私は)が主語になります。
いずれも日本語でのお知らせのように、「ご迷惑お掛けします。」や「どうぞよろしくお願いします。」などを無理やり付ける必要はありませんが、気持ちとして
I appreciate your kind cooperation.
(ご協力に感謝いたします。)
We apologize for your inconvenience during this period.
(この期間中はご不便をおかけしますことお詫び申し上げます。)
などと付けるといいでしょう。
また、文末に
”Best regards,” や ”Thank you.” を付けるといいですね。これは休暇のお知らせというよりビジネス文書の基本です。
お盆休みを英語で説明しよう
お盆休みそのものを英語で説明するには、まずはお盆の説明からですね。
お盆といえば、亡くなった方やご先祖様がこの世に戻って来られるのを迎える日。
お盆についての説明
Obon/Bon is one of traditional custom in Japan.
お盆は日本の伝統的な風習のひとつです。
It is from 13th to 16th of August in general.(It depends on the area.)
一般的に8月13日から16日までです。(地域によって違います。)
We worship our ancestors during this period.
私たちはこの期間にご先祖様の霊を祀ります。
We belive the souls of ancestors come back to our world and stay home during Bon.
私たちは、お盆の間にご先祖様の魂がこの世に戻って来られると考えています。
送り火と迎え火の説明
We light fires at home or graves to welcome them on the first night of Bon.
お盆の初日の夜に、家やお墓に火を焚いて彼らを迎え入れます。
We light fires to see them off on the final night of Bon.
お盆の最後の夜に、彼らを見送るための火を焚きます。
京都の大文字焼き(五山の送り火)の説明
Kyoto has famous bonfires festival called “Daimonji-yaki” or “Gozan-no-okuri-bi”.
京都には「大文字焼き」や「五山の送り火」と呼ばれる有名なかがり火のお祭りがあります。
They light bonfire in the shape of the letters or pictures on five mountain sides.
5つの山の側面に、文字や絵の形で火が点されます。
お盆に人々が休むことの説明
Many people take holidays and go back to their home to visit the graves of their ancestors.
多くの人は休暇を取って故郷に帰り、ご先祖様のお墓参りをします。
その他、盆踊りは”Bon festival dance” や ”Japanese folk dance for Bon festival” などと説明できます。
夏休みメールのビジネス英語
ビジネスで夏休みのメールを英語でする場合は、お盆休みと同様、
We will be closed from 13th to 16th August for summer holidays.
当社は8月13日~8月16日まで夏期休暇です。
といった感じになりますね。
全体的な文例としては、
当社は2015年8月10日~8月16日までを夏期休暇とさせて頂きます。
Please plan your order or schedule accordingly.
それに応じたご注文や計画をされますようお願いします。
We will reply to your e-mail after a holiday.
メールのお返事は休暇明けになります。
We are sorry for any inconvenience.
ご不便お掛けして申し訳ありません。
Best Regards,
といった流れでいいでしょう。
暑中見舞いの挨拶と合わせてもいいですね。
⇒暑中見舞いを英語で説明、メッセージと残暑見舞いの例文
まとめ
欧米では、会社が休みになることや社員が休暇をとることに特に偏見や不服はありません。
むしろ当たり前のことなので、「ご迷惑お掛けします」や「申し訳ありません」などと付けなくてもいいくらいですが、ビジネスの決まり文句としてサラッとお知らせする程度でいいでしょう。