日本の伝統として食される七草粥は、春の訪れを教えてくれる素敵な風習です。
七草粥は、料理初心者でも失敗なくできるし、料理器具も少ないので、海外の方にも説明しやすいんじゃないかと思います。
使う英語の単語も少なくてすむので、頑張って伝えてみましょう。
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七草粥の由来を英語で説明しよう
七草粥の行事は、平安時代にはもうすでにありました。
お正月明けしばらくした1月7日に、お正月の豪華な食で弱った胃を休めるため、または一年の無病息災を祈願するために食べたのが始まりと言われています。
7草というのは7種類の草、野草や葉野菜のことですね。
ややこしいのですが、日本で”七草”というのは、”春の七草”と”秋の七草”があり、1月7日に食べるのは春の七草です。
春といっても現代の私たちの言う春ではなく、旧暦の1月~3月に当たります。
旧暦の1月と言えば、だいたい現在の1月下旬から2月下旬になるので、今の1月7日だとこれらの7草の旬にはちょっと早いということですね。
ちなみに秋の七草は観賞用として、紹介されています。
では、英語の用例をあげてみましょう。
“Nanakusa gayu” means “rice porridge with the seven herbs”.
”七草粥”とは、7種類のハーブが入ったお粥のことです。
春の七草を英語で説明すると
日本で七草粥として、紹介されているのは、関東地方によくみられる野草です。
それぞれの英語での呼び方は
- セリ water dropwort
- ナズナ shepherd’s purse
- ゴギョウ cudweed
- ハコベラ chickweed
- ホトケノザ henbit
- スズナ turnip
- スズシロ radish
せりは、競り勝つ 、薺(ナズナ)は、 撫でて汚れを除く などそれぞれに意味が充てられています。
ただ、これらは英語にすると厳密には日本のものと同じ種類を指さないこともあるので、「Seri」「Nazuna」と日本名も教えてあげると喜ばれるんじゃないでしょうか。
実際には、地方によってとれる野草も違いますし、いつもお米があるとは限らないので、雑穀に、栗やニンジンなどの野菜をいれることもあります。
また、あえて洋風に、バジルなどのハーブを七つ、オートミールなどに混ぜていただくと立派な七草粥になるので、提案していてもいいかも知れませんね。
お正月頃に、旬に7つの植物を頂くことがポイントになります。
七草粥のレシピを英語で紹介
英語で七草粥を作る方法。とっても簡単に説明できます。
私が作る七草粥は、普通のお粥に葉っぱ系を7種類いれて、味付けするだけです。本当に簡単な料理のイメージです。
How to cook “nanakusa gayu.
七草粥の作り方
Prepare some cooked rice and 7 herbs.
ご飯と7草を用意します。
It doesn’t matter if it is left over rice.
残り物のご飯でも構いません。
Wash 7 herbs, cut it all.
7草を洗って、切ります。
Boil some water in a pot, add rice and herbs.
鍋にお湯を沸かし、ご飯と七草を入れます。
Add salt to your taste.
お好みで塩を加えます。
こちらの動画で、英語での説明があるので聞いてみて下さい。字幕付きで分かりやすいですよ。
まとめ
私は、海外の方へのもてなしで、日本で食べるカレーを作ったことがあります。
野菜等がどこでも手に入れやすく、味もスパイシーだし、手順が簡単なので、失敗せずに料理ができるし、相手にも受け入れやすい味だと考えて、選びました。
作ったカレーは、確かに味は受け入れてもらえましたが、水分の多いカレーが馴染めなくて、スープみたいで嫌だといっていました。
このような失敗がないように、日本のやり方を正確に伝えるよりも、相手の料理方法をみながら紹介する方が受け入れてもらえやすいと思います。