冬至に入ると良いと言われるゆず風呂、柚子湯。体が温まって肌もツヤツヤ~になるかと思いきや、なぜか全身がピリピリして痛い!なんてことはありませんでしたか?
このヒリヒリが肌に効いてるのか、と思い我慢して入るも、本当に大丈夫なのかと不安になりますよね。
そこで、そのピリピリの原因とゆずの成分の関係、柚子に含まれる効果効能をご紹介します。
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ゆず風呂で肌がピリピリ痛いのはなぜ?
ピリピリの原因は柚子に含まれるリモネン。これが、お肌を刺激するんですね。
リモネンって、レモンやみかん、オレンジ、グレープフルーツなど柑橘系の果物によく含まれていることで有名なので、聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
リモネンは、柚子の実だけでなく皮の外側や種に多く含まれているので、切らずに丸ごと湯船に入れたとしても、リモネンの成分は出てきます。
傷や被れがある部分はヒリヒリするのは想像できるかと思います(傷口にレモン汁を入れると確実に痛いですよね。)が、健康な肌でも人に寄っては触れると刺激を感じることがあります。
特に肌の弱い人は、柚子の皮を皮膚に少し当ててみて、大丈夫か確認してからにするといいですね。
>>冬至のゆず風呂は赤ちゃん入れる?アトピー性皮膚炎とアレルギー
ゆずの皮の成分は?
ゆずの皮には上記のリモネン以外にもβカロチンやビタミンCがたくさん含まれています。
ゆず風呂に入ると身体がポカポカ温まるというのは、皮に含まれるリモネンが血行を良くしてくれるからなんですね。冷え性の方にはもってこいです。
また、ベータカロチンは、皮膚の粘膜を強くしてウィルスの侵入を防ぐと言われているので、風邪の予防に繋がります。
これが、冬至にゆず風呂に入るとその年は風邪を引かないと言われる理由なんでしょう。
さらに、ビタミンCはご存じ、お肌にとってもいいですし、疲労回復効果も期待できます。
さらにさらに!皮の内側の白い部分は、動脈硬化を予防する成分が含まれているんですって!
それに料理の香り付けとして、柚子の皮だけ小さく削いで入れたりしますよね。それだけ香高い食材であるということでしょう。
皮の香りを嗅ぐだけでリラックス効果もあるのか、とっても癒されませんか?
なんだか知れば知るほど万能薬に思える柚子の皮ですね。
ゆずの肌への効能と効果
もう皮の部分だけで、ゆずの効能は充分分かったような気になりますが、実はそれだけじゃないのが柚子!
実は種にもリモネンが多く含まれていて、抗ガン作用があると言われています。
他にも、ユズ種子オイル(柚子の種に含まれている油)はアトピー性皮膚炎種に効くという報告や、同じく種に含まれるペクチンには炎症を抑える作用(消炎効果)があるとも言われています。ペクチンは美肌効果も期待できるんですよ。
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まとめ
肌のピリピリも、こうやって見ると色んな効果が効いてるんじゃないかと思いますが、やはり痛みがある場合は刺激が強すぎるということなので、控えた方が賢明ですね。
湯船に入れなくても、柚子を切ってお風呂の端に置いておくだけでも香が楽しめますよ。湯気で香りが浴室内に広がって、リラックス効果も抜群じゃないでしょうか。