お月見と言えば月見団子。白くて丸い、、、あれ?白玉団子や普通のお団子とは何が違う?
蒸すのか茹でるのかどっち?
スーパーに行くと白玉粉や上新粉、団子粉と色々売ってるけど、どれが向いてるのかな?
ややこしいですよね。
そこで、これらの違いと用途、食感などを分かりやすくまとめました!
Contents
月見団子と白玉団子の違いは何?
月見団子と白玉団子、どちらもメジャーなお団子と言えますが、違いは何なんでしょうか。
月見団子とは
まず、月見団子とは、中秋の名月などお月見の時にお供えする団子で、みたらし団子なんかと団子そのものは同じですなんです。
材料は上新粉またはだんご粉を使います。
月見団子の場合、丸くするだけでなく、目と耳を付けてうさぎのようにしたり、餡子を乗せたりします。
上新粉や団子粉で作った月見団子は、白玉団子と比べると固めでしっかりした仕上がりになります。
こういった理由からも、お供えに向いてると言えます。
白玉団子とは
一方、白玉団子は白玉粉で作ったお団子で、普通のお団子と比べてなめらかで弾力があり、もちもちしています。
ぜんざいやお汁粉に入れたり、あんみつに入れたりして食べると美味しいですね。
ただ、白玉団子は、時間が経つと形がベチャッと崩れてくるのでお供え用としては向いていません。
つまり、お月見の日にお供えするお団子は、白玉粉で作ったお団子より上新粉で作ったお団子の方が向いているということです。
月見団子は蒸すか茹でるかどっちがいい?
月見団子は、上新粉を使る場合は、お水と粉を混ぜてからまず蒸します。
蒸したら、練るように捏ね、丸めます。
丸めてから蒸すのではなく、生地を蒸してから丸めるんですね。
団子粉を使う場合は、白玉団子と同じ要領で沸騰したお湯でサッと茹でます。浮き上がってきたらOKです。
月見だんごの数や積み方はご存じですか?⇒中秋の名月だんごの数と理由、十五夜の月見団子の積み方
白玉粉と上新粉とだんご粉の違いと用途
では、白玉粉、上新粉、だんご粉、もち粉など色々ありますが、それぞれどう違うんでしょうか?
用途はどう使い分けるんでしょうか?
まず、それぞれの粉は、粉になる原料や製法からして違います。
白玉粉の原料と製法、食感
白玉粉の原料はもち米。
もち粉を洗って水に浸してから、水を加えながら挽き、沈殿したものを乾燥させたものが白玉粉です。
でんぷん質が多く、なめらかで弾力があり、モチモチした食感が楽しめます。
白玉粉で作れるもの
白玉団子、大福餅、あんころ餅など
上新粉の原料と製法
原料はうるち米。うるち米とは、普段私たちが食べているお米のことですね。
うるち米を洗って水に浸け、製粉してから乾燥させたものが上新粉です。
上新粉で作れるもの
月見団子、柏餅、ちまき、草餅、よもぎ餅、かるかん、ういろう、みたらし団子、三色団子など
だんご粉の原料と製法、食感
だんご粉は、上新粉ともち粉をブレンドした粉です。
冷めても固くなりにくく、白玉ほど伸びない、でも滑らかでこしがあるという、白玉粉と上新粉のいいとこ取りをしたような粉ですね。
また、上新粉のように蒸したり捏ねる必要はなく、丸めて茹でるだけなので、家庭で簡単に美味しいお団子を作ることができます。
白玉団子の要領でササッと手軽に月見団子を作りたい場合は、だんんご粉を使うのがいいですね。
だんご粉で作れるもの
月見団子、みたらし団子、かしわ餅、三色団子など
もち粉の原料と製法
原料はもち米。製法は上新粉と同じで、もち米を洗って水に浸け、製粉してから乾燥させます。
求肥(牛皮/牛肥 読み方・ぎゅうひ)という和菓子を作るのに使うので関西では求肥粉とも呼ばれます。
もち粉で作れるもの
かしわ餅、うぐいす餅、あべかわ餅、求肥など。
道明寺粉の原料と製法
もち米を水に浸して蒸して、干してから粗めにひいた粉が道明寺粉です。
道明寺粉で作れるもの
おはぎ、桜餅など
米粉とは
米粉とは、これらの総称です。ただ、最近は米粉と言えばパンやケーキ、洋菓子に入れる物を指すことも多いですね。
その場合は、うるち米が原料のことが多いですが、少しもち粉が混ざっている物もあります。
私はケーキに上新粉を混ぜたりしますが、とってもやわらかくフワフワでしっとり仕上がるので気に入っています。色々試してみるといいですね。
月見団子と白玉団子の違い まとめ
月見団子、お手軽なのはおだんんご粉ですね。または、上新粉と白玉粉を混ぜて作ってもいいでしょう。見た目もキレイで美味しいおだんごができるといいですね。