秋の行事/9月・10月・11月

中秋の名月だんごの数と理由、十五夜の月見団子の積み方

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中秋の名月。少しは暑さもマシになったかな?という頃の夜空に輝くお月様、本当にキレイです。
2015年はスーパームーンと重なり、より大きく近く見えることで話題になりました。

せっかくなので、風情あるお供えをして家族で楽しいたいものです。

ところで、お月見と言えばお団子ですが、数の決まりはあるんでしょうか?その理由や積み方はご存知ですか?お月見できる最適な時間は?
こちらで確認しておきましょう。


Contents

中秋の名月だんごの数はいくつ?

仲秋の名月のお団子って、適当に盛り付けてるわけではないんですね。お団子の数には2つの説があります。

一五夜だから15個

満月は一五夜なので、15個お供えするという説。
これが一般的ではないでしょうか。うちもお供え用の月見団子は15個でした。

なぜ一五夜?

現在の新暦(グレゴリオ暦)では月の満ち欠けは関係ありませんが、旧暦(太陰暦・月の暦)では新月を1日とするので満月は15日。
いつも満月は15夜なんですね。なので十三夜のお月見には13個のお団子をお供えすることになります。

1年の満月の回数の12個

1年にある満月の回数は12回から13回。これも同じく旧暦だと分かりやすいんですが、1年は12ヵ月じゃないことがあるんですね。
13月ある閏年は満月も13回あるので、月見団子の数も13個になります。

月見団子はどの粉で作るかご存じですか?⇒月見団子と白玉団子の違いは蒸す茹でる?白玉粉上新粉だんご粉どれ?

中秋の名月にだんごを食べる理由は?

昔から畑の作物の種植えや根付け、田植え、収穫など、農作業は月の満ち欠けと共に行われてきました。
いわば、お月様は神的存在でもあったわけですね。

そして旧歴8月15日の満月(十五夜)と言えば秋の農作物の収穫時。今年の収穫に感謝して、来期の豊作を願って、お月様にお供えするようになりました。
丸いお団子は満月の形に似せているんですね。

お団子を食べるのが風習というより、お団子をお供えするのが風習ですね(笑)。お供えした後に我々が頂くんです。

お団子以外なら?

元は、秋の収穫物である里芋サツマイモをお供えしてたのが、いつでも作れるお団子に変わったという説もあります。
里芋をお供えするのは一部の地域では今でもメジャーですよね。そのため、十五夜は芋名月とも呼ばれています。


その時期に採れた作物をお供えするので、ブドウや柿など旬の食べ物を並べてもいいですよ 。

また、満月の形の丸い食べ物、どら焼きや月餅なんかでもいいんですよ。茹で卵を半分に切ると満月らしく雰囲気が出ます。

ちなみに十三夜は「栗名月」「豆名月」と呼ばれていますが、これは旧八月ではなく旧九月、仲秋の名月の翌月の十三夜ですね。

ススキを飾るのはなぜ?

ススキはお米である稲穂に似ているので稲穂の代わりに、という説もありますが、ススキには魔除けの力があると信じられていました。
十五夜にススキをお供えして、それを家の軒先に吊るすと家族が一年間病気をしないと言われています。

お供えする場所は?

縁側などがあればいいんですが、なければお月様が見える位置でお供えします。室内でもいいですよ。

お月見の時間は?

この時期の月の出は、地域にも寄って多少違い ますがだいたい夕方の5時前後。お月様は東から昇ってきますよね。暗くなって少しした午後8時ごろにちょうど南東の方角の、30度くらいの高さになります。

実はこれが中秋の名月と言われる理由でもあるんですよ。夏ほど暑くなく、冬ほど寒くないこの時期に、ちょうどいい時間に、首が疲れることのない高さで、満月を見ることができるのはこの月の満月なんですね。

十五夜の月見団子の積み方

お団子をピラミッド型に積むの、やってみたいですよね。上手に積めますか?

一番下に9個、
その次に4個、
一番上に2個、

これで15個ですね。ちなみに、上の2つは正面から見て縦に並べます。ちょうど真正面から見ると下から3、2、1となりますね。
月見団子の積み方
ただ、数に拘らない場合は、なんとなく△に積まれていればいいでしょう。

お団子を積む台は?

本来なら上のイラストのような、三方と呼ばれる台に白い紙を敷いてお供えします。
 
無い場合は、お盆や大きいお皿に、天ぷら用の白い紙や半紙を敷いてもいいですね。下にお椀や大き目のカップを逆さに置いて土台にすると雰囲気が出ますよ。

まとめ

後はお天気、晴れてキレイなお月様を眺めることができるといいですね。月の光って癒されますしね。お月様に感謝して、家族みんなが健康で過ごせるようお祈りしましょう。

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