手間暇かけて育てた新鮮な採れたて野菜を、ガブリと食べる瞬間は家庭菜園の醍醐味ですよね。
春から秋にかけて野菜の収穫をすませ、冬の間は家庭菜園はおやすみ・・・ではないんです!
冬の間も育てられる野菜もありますし、土づくりにも最適。
それに寒い季節は春や夏にはないメリットだってあるんですよ。
今回は冬の間の土づくりや、冬でも楽しめるプランター菜園など、冬ならではの楽しみ方をご紹介します。
Contents
家庭菜園は冬の土作りが大事って本当?
『野菜づくりは土づくりから』と言われるように、美味しい野菜づくりには欠かせない土づくり。
実は、冬は土づくりの絶好のチャンスなんです。
狭いプランター菜園の土は、広々とした畑と比べると過酷な使われ方をしています。
プランター用の土を買って来れば済むことなのですが、せっかくなので土も育ててしまいましょう。
冬の間に手を加えることで、地力のある元気な土を育てることができるんです。
土を掘り起こして厳しい寒気にさらすことで、たくさんの酸素を取り込んだり、病原菌や害虫を死滅させることができます。
落ち葉や枯れ葉などで良質な堆肥をつくる事もできますね。
良い土の条件は
プランターでも畑でも、野菜を育てるのに良い土と言われる条件は、
- 根っこが十分に張れる
- 水はけが良く、適度な空気を含んでいる
- 保水性・保肥性に優れている
- 土の適正な酸度
- 清潔
- 雑草などの異物がまざっていない
- 微生物が多く含まれる
の7項目。
この項目を満たすことで、春の種まきに適した土を作ることができます。
冬のうちにしっかり土づくりをして、春に備えましょう。
家庭菜園初心者もプランターで冬に育てられるのは?
寒い季節は家庭菜園の閑散期かと思われますが、そんなことはありません!
寒い季節にだってメリットがあります。
それは、暖かい季節に比べ、虫が少ないということ。
害虫に煩わされることなく、野菜作りがとっても成功しやすくなります。
また、涼しいなかでの作業は清々しく、気持ちよく野菜作りに励めますよね。
そして寒い季節には葉野菜がオススメです。
冬の定番野菜のほうれん草。酸性土と日照時間だけ注意すれば簡単に栽培できます。
そして一番のおすすめはルッコラ。
植え付けは11月~12月。寒さに強いので初心者にも簡単に育てることができます。
生育も早く30日~40日で収穫が出来るのも嬉しいですね。
春は害虫の被害にあいやすいので、冬のうちに育てることをおすすめします。
家庭菜園で冬の植え付けのコツは?
冬でも栽培可能な野菜は、寒さに強いので防寒はあまり気にしなくても大丈夫。
ですが、強く吹きつける風は野菜にとってストレスになってしまいます。
風よけをしてあげる事で、ストレスもなく美味しい野菜ができるのではないでしょうか。
風よけの簡単な方法に『あんどん仕立て』という方法があります。
2:1のビニール袋をプランターの上からかぶせ、4本の支柱でつっぱるようにします。
3:支柱を固定して、ビニール袋をテープや洗濯ばさみで止めます
このようにとっても簡単に風よけが出来るので、やってみてください。
風のない日中は袋を外して日あたりを良くしてあげてくださいね。
まとめ
種袋の裏って読んだことありますか?種袋の裏は取り扱い説明書のようなもの。ここには野菜の特徴から、必要な肥料や手入れのタイミングについてなどが書かれていて、なかなか勉強になります。
なにか困ったことがあれば読んでみるのも良いかもしれません。
冬の間に良い土を育て、春の種まきに向けてしっかり準備をして一年中楽しめる家庭菜園を満喫してくださいね。
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