女性は冷えやすいと言いますが、妊娠中は特に冷えには気を付けたいものです。妊娠中の冷えは血行を悪くし、胎児や出産の悪影響も考えられますし、産後の母乳の出にも影響してきます。
そこで、妊婦さんがするべき冬の寒さ対策と服装、冷えによるお腹の張りの注意点などをまとめました。
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妊娠中の冬の寒さ対策
妊婦さんは冷えは厳禁です。体が冷えると血流が悪くなり、コリやむくみ、腰痛が酷くなることもあります。
特に子宮周りであるお腹は温かくしておきたいところですが、内側からも温め、身体の芯を冷やさないことがお腹を冷さないことに繋がります。
体を温める方法
体を温めるには、暖房や服装など外側から温める方法と、食事や運動など中から温める方法があります。両方を上手に取り入れるといいですね。
私は普段から冷え性だったので、特に下記のことに注意していました。
お腹周りと足首、首元を温める。
腹巻やレッグウォーマー、マフラーなど、部分的に温めるのも効果的ですよ。
妊婦用にお腹周りが広く伸びるタイツやレギンスも売られているので、上手に活用するといいですね。
冷たいものを摂らない。
基本的に温かい物を飲むことです。
体を温める食べ物を食べる。
ショウガや玉ネギ、人参などの根菜は体を温めてくれるので、多く摂るよう心がけましょう。
トマトやキュウリなどの夏野菜は体を冷やすので、冬に摂るべきではありません。
適度な運動をする
寒いから動くのが億劫になり勝ちですが、適度な運動は出産に必要な体力と筋力を付けることができるので安産にも繋がります。
また、運動することで血行もよくなり、基礎代謝も上がりますね。
ただし、無理は禁物ですし、激しい運動をする必要はありません。疲れたらすぐに休みましょう。
足湯をする
長時間の全身入浴もいいんですが、お腹が大きくなってくるとのぼせやすいですよね。なので、冷えたなと思ったら日中でも足湯をすると全身が温まっていいですよ。
湯たんぽ
これは特に寝るときの冷えに。予想以上に気持ちよく眠れるのでおススメですよ。お腹ではなく、背中側の腰の辺りに当てておくと体全体が温まり、腰痛も和らぎます。
妊婦の冬の服装
おすすめなのが、腹巻とレッグウォーマーです。不思議なことに、暑いとは感じないんだけど、冷えないんですよ。
お腹が大きくなってくると、厚着すると動きにくくなりますよね。それに、ただでさえ重たい体に、上着などで余計に嵩張って重くなり、肩こりや腰痛が酷くなりそう。そうなるとまた血行が悪くなって冷えに繋がるという悪循環が起こります。
腹巻は、お腹を温めるだけでなく、大きなお腹を支える役目もしてくれるので、私は腹帯の上から妊婦用の腹巻をして、さらに妊婦用レギンスを履いていましたね。どちらかというと、上半身より下半身を中心に厚着していました。
これなら、出掛けるときもワンピースなどゆったりした服装で行けますし、ダブダブ大き目のロングトップスにコートを羽織れば動きやすいです。
コートは少し大き目の軽い素材がいいですね。これなら産後赤ちゃんを抱っこしていても使えます。
いずれも、体を締め付けないことが基本です。
妊娠中の冷えとお腹の張りの関係
妊娠後期はお腹が張りやすくなりますが、体が冷えると更に張りやすくなるようです。
お腹の張りは子宮が収縮して起こるもので、すぐに(数分で)治まれば問題ないですが1時間に何回も張るようなら注意が必要です。
妊娠後期の場合は切迫早産などの危険もあるので、できるだけ早く医師に相談しましょう。
まとめ
妊娠中の体調管理、普段以上に気を付けておきたいですね。また、寒いからと言って甘い物や脂肪分の多いものを食べ過ぎると高血糖のリスクが上がります。
高血糖に関してはこちらをご参考に⇒妊娠中の血糖値が高い原因と胎児への影響リスクを下げる食事