お正月は実家で過ごしたり、旅行に行ったりと家を空けていた場合、三が日を過ぎて自宅に戻ってから年賀状をチェックするのはお正月の楽しみではないでしょうか。
そんな年賀状を見ていると、自分が出していなかった相手から届いていることもありますよね。
特に相手が目上の方だとお正月ののんびりした雰囲気が凍り付きませんか?
そんな時でもあわてなくて大丈夫!意外に知らない年賀状のマナーをご紹介します。
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年賀状を出してない人への返事どうする?
年賀状とは、もともとは新年のご挨拶に伺えない方宛に日頃の感謝を込めて出す書状です。
でもあまり付き合いのない方だったりすると出さなくてもいいかなって気持ちになるのは仕方のないこと。
しかし来てしまった以上、放置は厳禁!
相手からの年賀状に対して返信しないのはマナー違反になります。
遅れてしまって気まずい感じもしますが、年賀状は松の内の1月7日までに出せば問題ありません。
松の内までに届けば立派な年賀状です!
来年の年賀状で悩まない為にも、すぐに出してしまいましょう!
年賀状の返事が遅れた場合の書き方
年賀状を遅れて出す場合には「元旦」は使用しないようにしましょう。
「迎春」や「謹賀新年」「賀正」などの賀詞を書いておけば間違いありません。
友人などであれば、「忙しくて、ご挨拶が遅れてしまってごめんなさい」「ご挨拶が遅れましたことをお詫び申し上げます」などと書くのもいいいでしょう。
しかし目上の方なら「最初から出していましたよ」という雰囲気で押し通して下さい。
忘れていたという事が伝わると失礼に当たります。
「謹んで初春のお慶びを申し上げます」や「新春のお慶びを申し上げます」など新年を迎えた事のお祝い言葉、相手に対する言葉を送ってください。
例えば…
お健やかに初春をお迎えのことと存じます
皆様のご多幸をお祈りするとともに本年もよろしくお願いいたします。
例文に自分たちの近況報告なども添えると一層良くなると思いますよ。
年賀状の返事としての寒中見舞いの例文
松の内を過ぎてしまえばお正月ももう終わりです。
1月8日からは郵便局も消印を押すそうで、1月8日~2月4日までは「寒中見舞い」になります。
「寒中お見舞い申しあげます」と季節の挨拶から始め、年賀状を貰った事へのお礼と返事が遅れてしまった事を詫びる言葉を添えてください。
例えば…
ご丁寧な年始状をいただきありがとうございました。
新年のご挨拶が遅れましたこと、どうかお許しください。
おかげ様をもちまして私どもも変わりなく過ごしております。
厳冬の折から、何卒風邪など召しませんようご自愛下さい。
- 「拝啓」や「敬具」などは不要です。
- 「書き忘れた」などと書いてしまうと失礼になりますので、十分注意して下さい。
- くれぐれも年賀状の余ったハガキは使用しないように。
- 来年は送り忘れのないよう宛名リストへの追加もお忘れなく。
郵便局で寒中見舞い用のハガキが郵便局やコンビニで売られていますので、それを用意してください。
まとめ
出していない方からの年賀状って困惑しますよね。でも一番のマナー違反は出さないことです!
悪気はないのに気が重い作業だと思いがちですが、そう難しく考える必要はありません。
大切なのはしっかりと相手を思いやって挨拶を済ませる事だと思います。
早めに年賀状を出して、晴れ晴れとした新春をお過ごしください。