京都三大祭りのひとつ「葵祭」。正式には「賀茂祭」。その見どころである平安時代(後期・平安貴族)の衣装をまとった人たちによる行列、「路頭の儀」。十二単も見れますよ。
私はこの行列が通るコースのすぐ近くに住んでいたんですが、それはもう大変な人混みでしたよー。もちろん裏道など知り尽くしていたので移動には困りませんでしたけどね。
そこで、葵祭りを少しでも楽しめるようなおすすめスポットや詳細をご紹介したいと思います!
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葵祭の行列のルートはどこからどこまで?
葵祭といえば、万城目学さん原作の映画「鴨川ホルモー」では、冒頭で、山田孝之さん演じる主人公の安倍が葵祭の行列のエキストラのバイトをしているシーンがあるんですが、それが葵祭の路頭の儀ですね。
葵祭の行列のルートは大きく分けて本列と斎王代列があり、本列は勅使代が中心に、斎王代列(女人列)は斎王代が中心いなっています。
行列のコースは、
京都御所(京都御苑)出発(午前10時30分) → 堺町御門 → 丸太町通 → 河原町通 →
下鴨神社到着(11:40)
下鴨神社にて「社頭の儀」「走馬の儀」「狂言奉納」が行われた後
下鴨神社出発(14:20) → 下鴨本通 → 洛北高校前 → 北大路通 → 北大路橋 → 賀茂川堤 → 上賀茂神社到着(15:30)
このような予定になっています。※時間は目安です。
葵祭の見やすい場所は?どこで見るのがいい?
京都御所~下鴨神社、下鴨神社~上賀茂神社と歩く行列。その長さは1キロほどと言われています。
歩く時間は前半後半それぞれ1時間余りですが、見物客が多いので行列に付いていくのは大変ですよ。
総勢500名ほどに馬もいるので、それらを一か所で見物するのがいいですね。行列の先頭から最後まで見ると約1時間ほどです。
色んな衣装をまとった人たちが目の前を通っていくのは、タイムスリップしたような気分になりますよ。(って、実際は仮装なので大げさかな(笑))
人が比較的少なく見やすい場所は、下鴨神社から上加茂神社へ行く道中。
北大路大橋から御園橋の間の加茂街道(賀茂川沿い)が意外と(他と比べると)人が少なくていいですよ。
特に混雑するのはスタート時の御所から下鴨神社までの道中。と、下鴨本通り。
このあたりは歩道も狭いのでかなりの混雑感があります。
ただ、京都御所内は敷地が広いので、狭いところに人でいっぱいなんてことも無いですし、人酔いしてもどこかしら逃げ場がありますしね。早い時間から場所取りしてる方がいるので最前列で見るのは難しいかもですが、その後下鴨神社まで移動するのも御所内を通って行けば楽です。
御所や下鴨神社で一行を見送って、そこから上賀茂神社まで地下鉄やバスで移動してもいいですね。
社頭の儀や走馬の儀は下鴨神社でも上賀茂神社でも見ることができます。
京都葵祭の有料観覧席はどこ?
京都御所と下鴨神社に「路頭の儀」の有料観覧席が設けられます。
料金は2,050円ほどで、全席指定です。
チケットはローソンやファミリーマートなどのコンビニ、チケットぴあなどで事前購入可能です。
上賀茂神社の有料観覧席は、当日販売で1,000円(当日の天気により正午頃に決定、販売開始)とのこと。販売場所は上賀茂神社。
下鴨神社、上賀茂神社ともに「社頭の儀」の拝観は、初穂料5,000円。
葵祭は雨天順延なので、雨が降ったら翌日に延期されます。翌日も雨の場合は路頭の儀(行列)は中止です。午後から中止となったり、社頭の儀は行われることもありますので要確認ですね。
行列が中止かどうかは当日の朝決まります。お問合せは 京都市観光協会 TEL:075-752-7070
葵祭 おまけ・グルメ情報
このルートの中で、ぜひ食べておきたいのは、「出町ふたば」の豆餅。甘くないんですよっ!
普段から行列なのでこの日は更に待ち時間が長いでしょうが、葵祭の行列を見ながら和菓子の行列に並ぶなんてのもいいじゃないですか(笑)。お土産にも喜ばれますしね。
あと、葵祭りの行われる15日と言えば百万遍近くの「智恩寺」で開催される手作り市。今や各地で開催される手作り市の先駆けとも言える市なので、時間があれば足を運んでみて下さいね。