学校に行くのをなんとなく渋る朝。理由を聞いても特にこれと言って答えは返ってこない。
でも学校が終わって帰宅後は、学校は楽しかったと言うし、お友達の話もする。
そしてまた朝になるとグズる。何がイヤなのか理由が分からないので無理やり行かせるべきなのか迷いますよね。
そんな小学1年生の、困った「学校いきたくない」の原因や対処法についてご紹介します。
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小1になって学校行きたくないと泣く理由
馴染んだ幼稚園や保育園を卒園し、新しい環境に飛び込む小学1年生。
ちょっとしたことに不安を感じ「学校に行きたくない」と言うこともあります。
理由を尋ねても、何が理由かわからない小学1年生の「学校いきたくない」の言葉に隠れているのは
- 新しいお友達への違和感
- 新しい環境へのとまどい
- お母さんと離れることに対する不安
- 朝起きるのが辛い
などがあるのではないかと思います。
小学1年生は、まだまだ自分の気持ちを上手に表現することができません。
今まで馴染んできた幼稚園や保育園のお友達とは別のお友達ができ、今までとは違う付き合い方に触れることもあるでしょう。
中には悪気も無く、子どもが傷つくようなことを言う子もいるでしょう。
そして、幼稚園や保育園とは違い、自分の席に座って「きちんと」授業を受けるように求められることを不満に感じる子もいます。
不満に思わないまでも、疲れてしまったりプレッシャーに感じることもあります。
本人が無自覚でも、これらのことを抱えているかもしれません。
そして、そんな言葉に表せないような不安やプレッシャーを感じているのに、母親から離れて学校に行かなければいけないということも
「学校いきたくない」原因のひとつかもしれません。
学校は無理やり行かせるべき?
「学校に行きたくない」と言われても、そのまま受け入れるわけにはいきません。
理由がわかれば対策のしようもあるのですが、何を聞いても要領を得ない場合は困ってしまいますよね。
「そんなに嫌なら、、、」と休ませてあげたい気持ちになることもあるかもしれませんが、1日休むとずるずると休みがちになってしまうこともあります。
まずは学校の先生に相談をして、学校での様子を聞いて下さい。
いじめなどの決定的な理由がなく、笑顔で帰って来て、お友達の話などをするようであれば、多少強引にでも学校に行かせることをオススメします。
時間があるときには、学校まで一緒に行くのもいいかもしれません。
大好きなお母さんと楽しく登校できれば、朝の嫌な気持ちも和らぐのではないでしょうか。
「行ってみたら楽しかった」という経験を積むことで、朝の「学校に行きたくない」気持ちは少しずつ無くなっていくのではないかと思います。
子供の登校拒否の対処法
子どもが登校拒否を始めたときには
・学校に行きたくないのか
・学校に行けないのか
を見極めることが大切です。
「なんとなくめんどくさい」「お母さんと一緒に居たい」「勉強が嫌だ」などが理由で「学校に行きたくない」場合と、
いじめがあったり、先生との関係がうまく行っていないなどの「学校に行けない」場合では対処法が変わっていきます。
まずは子どもと向き合い、どんなことでもいいのでたくさんお話しをしてください。
ストレートに質問するのではなく、他愛のないことからで構いません。
たくさんお話をしていくうちに、何か糸口がつかめるかもしれません。
もし原因がわかったならば、担任の先生やスクールカウンセラーにも相談して、学校に行きやすい環境を整えてあげましょう。
原因が「学校に行きたくない」という自分本位なものであれば、しっかりと説明をして納得させることが大切です。
親ができることは
・子どもの抱えている不安や疑問を一緒に解決してあげること
時間はかかるかもしれませんが、子どもと一緒に最善の方法を探していきましょう。
まとめ
小学生になったといえど、まだまだ子どもです。
自分の気持ちをうまく表現できずに「なんとなく嫌だ」という気持ちを抱えていることもあるでしょう。
どんなことでも構わないので、時間の許す限りじっくりと話を聞いてあげてください。
なんてことのない会話の中に、ヒントが隠れていることもあります。