親不知の抜歯後、まるで何かがガスを発生させているかのような強烈な臭いが口の中に広がりませんか?
発生源は傷口なのか内臓からなのか、とにかく口内が酷い臭いなので周りに気付かれないかも不安なところです。
では、親しらず抜歯後の嫌な臭いの原因と対策をご紹介します。
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親知らず抜歯後すごい臭い!
やっとの思いで親知らずを抜いたのに、その後に控えているのは痛みや違和感などの不快感に苦しむ日々。
痛み止めを飲んでなんとかしのごうと思っていたところで、なんだか嫌な臭いまでしてきた、、、
不快感のオンパレードで、本当に嫌になりますよね。
マスクをしていても、周囲に気付かれそうでひやひやするのもいてとってもストレスです。
実は私も親知らず抜歯後に、この嫌な臭いに苦しみました。
私の場合は2本同時に抜いたこともあり、臭いも2倍。
仕事に行きたくなくなるほどの嫌な臭いを口内から発生させたことがあります。
抜歯程度では仕事は休めないので、マスク2枚重ねで出勤していたのですが、鼻の良い同僚には気付かれていました。
外ではあまり気付かれないようでしたが、室内ではちょっと誤魔化しきれませんでしたね。
ただ、花粉の時期だったこともあり、鼻が詰まっている人が多かったことが救いでした。
では、抜歯後の嫌な口臭の、原因は一体何なのでしょうか。
親知らず抜歯後の口臭の原因は?
親不知抜歯後に発生する嫌な臭いの原因は一体何なのでしょうか。
実は抜歯後の口臭は、抜歯したほとんどの人に発生しているそうです。
「自分は平気だった」と言う人は、自分で気が付いていないだけかもしれませんね。
そして、この嫌な臭いの原因は
- 1、治癒過程の臭い
- 2、食べかす
- 3、感染症
などが考えられます。
1の”治癒過程の臭い”は「少し臭うかな」程度です。
治癒過程の臭いは、血や傷口の臭いのため、問題ありません。
そして、2の”食べかす”が、抜歯後のきつい臭いの原因のほとんどを占めているんです。
抜歯後の傷口には、血餅(けっぺい)と呼ばれる赤くブヨブヨした血の塊のようなものが出来ます。
この血餅、皮膚の傷口で言えばかさぶたのようなもので、止血や傷の治癒などに重要な役割を果たしているものなのですが、
ピッタリと穴を塞いでいるわけでは無く、覆っている状態です。
舌で触ると、ペロンと開きますよね。
なので、どうしても隙間から食べかすが入ってしまうんですね。
そしてこの食べかすが細菌を発生させ、嫌な臭いの素になってしまうんです。
ここに入ってしまうと、自分で取りだすのは非常に困難なうえ危険です。
無理をしてブラッシングをしたり、激しいうがいをしたりすると血餅が取れてしまい、
「ドライソケット」と呼ばれる、とっても痛~い状況に追い込まれる危険性をはらんでいます。
そして、痛みや腫れが長期間に及び、猛烈に臭い場合には感染症を起こしている可能性もあります。
ちょっと心配、、、という場合には、歯医者さんに相談してくださいね。
抜歯後の歯磨き方法や食べかすの対処法がこちら
>>親知らず抜歯後の歯磨き方法。抜いた後に食べかすが詰まる場合は?
親知らず抜歯後の口臭対策
抜歯後の口臭の原因がわかったら、今度はその対策です。
治癒過程や食べかすが原因の場合は、1~2ヶ月程度で口臭が消えます。
傷口の完治とともに解決するので、心配はいりません。
ですが、この1~2ヶ月の間、ただ臭いに耐えているのも辛いですよね。
抜歯後の痛みが長引く場合はこちらもどうぞ
>>親知らず抜歯後の痛みはいつまで続く?長引く原因と緩和方法
食べかすが原因であれば、それを取り除けば解決するのですが、
無理に取ろうとすると血餅も一緒に取れてしまう恐れがあります。
とりあえず口臭を誤魔化したい!という場合には
- ガムやタブレット菓子を食べる
- マスクをする
- イソジンでうがいをする
- スプレータイプのブレスケアを使う
このどれか、または合わせ技である程度は誤魔化せます。
オススメなのはマスク+スプレータイプのブレスケアです。
これならよほど至近距離でない限り気づかれることはありません。
※嗅覚に優れている人が身近にいる場合には諦めてください。
「もう耐えられない!」という場合には、歯医者さんに行くと患部を掃除してくれます。
ただ傷口の状態によっては掃除が出来ないこともありますのであしからず。
親知らずの抜歯後は臭い!口臭の原因と対策 まとめ
抜歯後の穴が早く塞がってくれれば、そのぶん口臭とも早めにサヨナラできます。
そのためには、気になっても傷口に触れないことが大切です。
ブラッシングやうがいはなるべく控え、安静にしてくださいね。
食事の際は、穴と反対の歯で食べるようにすると、食べかすを回避しやすくなりますよ。
>>親知らず抜歯後の歯磨き方法。抜いた後に食べかすが詰まる場合は?