病気、症状

ガングリオンの原因と予防対策。再発の頻度は?自然に消える?

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手首や手のひらにポコッと膨らみが、、、それはガングリンです。
なんて診断されると驚きますよね。

私がそうでした。

では、一体ガングリオンって何なんでしょう。原因や対策、治療方法などをご紹介します。


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ガングリオンの原因と予防対策は?

ガングリオンって名前を聞いてドキッとするので、「癌じゃないか」とか「悪性腫瘍なのか」と心配になりますよね。
でも、ガングリオンはただの腫瘍のような腫れで、悪性のものはありません。

ガングリオンとは

ガングリオンとは、手などの関節付近にポッコリと腫れのような、コブのようなものができること。
手首の甲側、掌側、親指の付け根辺りに出来ることが多いですが、指の関節部分、足の甲、足首、膝などに出来ることもあります。

私の右手首のガングリオン

名前からして癌を連想しがちですが、悪性腫瘍ではなく良性です。

私は手首の甲側、ちょうど真ん中辺りにポコッとできました。
パソコンのマウスに手を置いた時、中指でぐりぐるスクロールすると動く骨の付け根の部分です。

ガングリオンは、まるで軟骨が出ているようにも見えますが、実際は骨ではなく関節の周りにある関節包(かんせつほう)と呼ばれる袋のような部分の中に、ゼリー状の液体が溜まったものなんですね。
場所は靭帯や腱鞘付近にもできることがあります。

人によって大きさはマチマチで、1センチ未満の小さいものもあれば、大きい場合はピンポン玉くらいの大きさに腫れてくることもあります。
痛みが酷い人もいれば、全く痛くないこともあります。

ガングリオンの原因は?

ガングリオンの原因やメカニズムは、実はハッキリわかっていないんですね。
よく言われているのは

関節の使い過ぎ
関節をよく使っていると、関節包の内側の膜から関節液(関節を動かすときの骨の摩擦や刺激を潤滑にするための液。関節液や髄液)が出てきて、それが溜まってしまってコブになるということです。
簡単に言えば、関節をたくさん使えば脳が「もっと滑らかに骨を動かしたい」と体に指令し、滑液をたくさん分泌するということですね。
ぶつけた衝撃
ぶつけてしまったら内出血したり青くなってりするのと同じで、体の内部で衝撃を緩和しようと働き、ガングリオンとなるという説もあります。
血行不良
ストレスや食生活、生活習慣などで血行不良が起こると、本来なら体外に排出されるはずの老廃物が体内に滞ってしまいます。そのひとつがガングリオンとなって表れるということです。

私の場合は明らかに関節の使い過ぎでした。
中指って結構頻繁に使うんですよ。
マウスでも使いますし、キーボードもタッチタイピングで高速で打つので。

ガングリオンになりやすいのは?

私は40歳前になりましたし、父は50代の頃に発症していましたが、一般的には女性、特に若い20代~30代の女性に多いと言われています。
なぜ若い女性に多いのか、は不明のようですが、女性ホルモンの関係か、体質の問題でしょうか。

でも、全体的に「よく使う部分」の関節がなりやすいんだと思います。
女性に冷え性が多いので、血行不良が原因ということなら女性に多いのも納得できます。

ガングリオンで痛みが出ることはある?

全く痛みが無いこともあれば、痛みが出る場合もあります。
私の場合は、ガングリオンが神経を圧迫して痛みが生じてるんだろうと医師に言われました。
それ以前の腱鞘炎からの痛みもあるとは思います。

ガングリオンの予防と対策は?

できれば再発しないよう予防しておきたいガングリオン。
どうやったら防げるのか整形外科の先生に聞いたら、「まぁ、関節はよく使うからね。使わないってことは無理だから。」と仰ってました。

つまりは諦めるしかないってことでしょうか(笑)
使わないようにすればちょっとはマシってことですよね。

ただ、使わないようにしたとしても確実に予防できるわけではなく、そもそも原因が分かっていないので、使う使わないというのは可能性の1つに過ぎないわけです。

私の場合、全く使わないようにしたわけではありませんが、手首を曲げると痛かったのでできるだけ痛くならないように制御していましたが、それでも治りませんでした。


ガングリオンの治療方法は?

ガングリオンの治療には、いくつかの方法があります。

注射器で吸引する穿刺(せんし)治療
注射器で中に溜まったゼリー状の液体を取り除きます。
私はこの方法でサクッと取ってもらいました。初診でその場でサッとできて(数秒で終わりました)、保険もきくので料金も1,000円ほどとお手軽です。
※費用は病院やクリニックによって、また適用保険によって違います。
圧迫して押し潰す
なんと原始的な!と思いますが、うっかりぶつけて潰してしまったという人もいるそうです。
整形外科や病院では状況をみて押し潰すんでしょうが、自分で潰す場合は10円玉などを当ててグッと押すといい、と先生がおっしゃってました。
が、怖いですし、何かあって悪化すると困るので、自己判断で潰すのはおススメできません。
レーザー治療
レーザー光線を照射して治療します。
1回では無理なので、2~3回(またはそれ以上)通院して小さくしていきます。
手術で切除
ガングリオンはゼリー状のものが関節周りの袋に溜まると言いましたが、いっそ手術してその袋を取ってしまうことができます。

これらの中で一番メジャーなのは注射器で吸引する方法です。
私は整形外科でサクッと取ってもらいました。

中からゼリー状の、潰れた寒天みたいなのが出てきました。
>>手首が腱鞘炎で腫れ骨が出るし痛い!と思ったらガングリオンだった件

ガングリオンの診察は何科?

最初にガングリオンかどうか分からない場合は皮膚科や整骨院、接骨院、鍼灸院などに行く人も多いようですが、ガングリオンと分かっているなら整形外科がいいですね。
治療するとなれば整形外科の方が確実ですし、レーザー治療や手術も整形外科(または形成外科)でやってもらえることが多いです。

ガングリオンが再発する頻度は?

ガングリオンは再発の可能性があります。
穿刺治療の場合も頻繁に再発することがありますし、たとえ手術して袋を取ったとしても再発することがあるようです。

先生と話した感じでは、結構な確率で再発するような言い方でしたし、事実、私の周りにも「取っても取っても出て来る」という人はいます。

ガングリオンが自然に消えるまでの期間は?

ガングリオンは自然消滅することはありません、、、と私が診察してもらった医師は仰ってましたが、自然消滅したという人もいるようです。

※追記
再発しました。再発してしばらく放置していたのですが、いざ病院に行こうと思ったその日、もう一度手首を見るとなんと!嘘みたいに消えていました。
保険証を用意して出掛けたのに、自分でもびっくりでした。
こういうのって、サイズや度合、個人差もあるとは思いますが、自然消滅が期待できるのは嬉しいですね。

消えてなくなるまでの期間は人によってマチマチで、6ヵ月ほどで消えた人もいれば、3年ほどたって突然消えたという話も聞きます。

注射器で吸い取っても完全にしこりが消えないこともあります。
私も完全には取り除けませんでした。
取り残しがあるのか、単にゼリー以外のもので腫れているのかは分かりませんが。

ただ、この場合も残ったしこりは自然消滅することも多いそうです。
⇒後にきれいに消えていました。

ガングリオンは放置してもいい?

もともと悪性のものではないので、放置しておいても問題はありませんと医師に言われました。
ただ、痛みがある場合は取り除くことで痛みを和らげることができるかも知れませんし、大きいサイズだと邪魔ですよね。
見た目に気になることもあるでしょう。

なので、小さくて気にならない程度なら放っておいて自然治癒に期待するという選択でもいいでしょうが、この辺は何がベストの方法かは分からないので、医師や専門家に診断してもらってから相談するといいですね。

ガングリオンの原因と予防対策 まとめ

良性と言われても気になるガングリオン。
腫瘍ではなく、腫瘤(しゅりゅう)だそうです。

自分の体からゼリーが出てきたときはビックリしましたが、予想以上にアッサリとれたので、一度相談してみるといいですね。

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